2014年10月6日月曜日

☆オルセー美術館展 印象派の誕生(国立新美術館)  2014.10.1(水)

オルセー美術館から、印象派が誕生した時代(19世紀後半)の作品が84点来日した。
 
混雑を予想して、開館10時の少し前(10分前)に到着したら、50人弱並んでいたと思われるが、
すぐに入場を開始してくれた。
入場後、第1章から第9章までにテーマごとの部屋があるが、最初の1,2室をざっと見て、先に進むと
ほとんどの名画を独り占め状態で鑑賞できた。
最後までゆっくり鑑賞してまた最初に戻った時には大混雑で、人の頭越しにしか鑑賞できない状況でした。
「土日は開館30分前までに並ぶこと」と言われていましたが、平日でも開館少し前に行くととっても良いことがわかりました。 
 
「現代」の絵画を追及していたマネに始まり、モネ、セザンヌ、バジール、ドガ、シスレー、ピサロ、ルノワール、モリゾ
などパリに集まった画家たちによって誕生した「印象派」の作品が中心ですが、
今回は同時代に「印象派」とは別の道を歩いたレアリスム絵画、アカデミスム絵画も同時に展示されていてとても興味深かった。
 
 
今回私個人的にとても印象深かったのは「セザンヌ」です。
今まではどうしてもその良さがわからず、何だかとても纏まっていて面白みがないと感じていました。
ところが、今回それほど有名でない?「ポプラ」を見て感動しました。
ひとり占め状態で、近くから、遠くから見ていいるうちに、その空気感が伝わってきました。
印象派が光なら、セザンヌはその凛とした空気、その存在感ではないかと感じました。臨場感と言うのでしょうか?
その後、展示されていたセザンヌのその他の作品を見返して、すべてがそうであったと感じました。大収穫でした。感動!
↓ セザンヌの「ポプラ」「レスタックから望むマルセイユ」「スープ入れのある静物」 ↓

 
↓ 今回も多くの作品が気に入ったので、全作品が載っている「ミニ図鑑」(左)を購入
 
 
 
 

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