2015年3月18日水曜日

☆絢爛な色彩の神話世界へ(宮本三郎記念美術館)  2015.03.17(火)

今まで知らなかった「宮本三郎」(1905-1974)の個人美術館に足を運んだ。
他の美術館で目にしたチラシを見て、美術館ガイドで調べ、どうしても行きたくなった。

日本の洋画の草創期に石川県で生まれ、藤島、安井に師事し、パリ留学時代には藤田とも交友があったようです。
 
美術館は「自由が丘」「奥沢」から徒歩圏内の住宅街にありますが、「自由が丘」駅を降りて適当に行ったら道に迷いました。
帰りも「奥沢」に向けて歩き、また道に迷ってしまった。
 
館内はほとんど人がいなくて、本当に静かにゆったり鑑賞できて大満足でした。
タイトルは「1960年代から1970年代の宮本三郎の仕事」で、
油絵は22点でしたが、これまでに発行した書籍も閲覧用があり、また機会があれば別の作品も見たいと思います。
 
世田谷区に寄贈され、世田谷美術館分館として展示しているそうで、入館料もシニアは100円でした。
 
 
↓ 絶筆の「假眠」(裸体の絵葉書購入は珍しい) と      ↓「かいう」(私の好きなデュフィの絵を想像する)
 
帰りに立ち寄った「奥沢神社」の鳥居(大蛇お練り神事で使用された藁製の大蛇が巻き付いている)。
 

2015年3月14日土曜日

☆THE琳派 (畠山記念館)  2015.03.12(木)

尾形光琳300年忌にあたる今年は「琳派」の企画展がいろいろ。
まずは一度も行ったことのない「畠山記念館」に足を運んだ。
荏原製作所を興した畠山一清(能登国主畠山氏の後裔)が蒐集した美術品を展示している。
今まであまり縁がなかったのは、「茶道具」が中心の美術館として有名だったからのようです。
展示スペースがあまり広くないので、前期・後期で一部展示入れ替えがあり、今回見れない作品(風神雷神図)もあった。
本阿弥光悦、俵谷宗達、尾形光琳、尾形乾山、酒井抱一(さらに鈴木其一)と続く琳派の作品は好きです。
  
↓酒井抱一「四季花木図屏風」      
 
↓尾形光琳「八橋図団扇」 (光琳の燕子花図を連想する)
 
広いお庭には樹齢300年の松を始め100年以上の木々があり、お茶室(5室)では、お茶会が催されている様です。
↓美術館入口                                ↓お茶室

高輪台でランチをいただいて、隣駅の「泉岳寺」の赤穂義士墓地にお参りした。園内は撮影禁止。

 

2015年3月8日日曜日

☆写楽と豊国~役者絵と美人画の流れ~展 (三鷹市美術ギャラリー)  2015.03.05(木)

三鷹駅前COLALの5階にあり、お買い物ついでに寄れる美術ギャラリーでとても便利です。
浮世絵は近くに寄って鑑賞したいのですが、その点ではこじんまりとしていて、入場者も少なく良かった。
謎の多い絵師「東洲斎写楽」の役者絵は観ていてとても楽しい。
「歌川豊国」はその後ずっと続く歌川派の礎を築いたそうです。

   ↓豊国(沢村宗十郎の大星由良之輔)                     ↓写楽(岩井半四郎の乳人重の井)
  
↓写楽(市川八百蔵の田辺文蔵)          ↓写楽(沢村宗十郎の大岸蔵人)
↓豊国 (今よう娘 七小町 雨こひ小町)        ↓写楽(嵐龍蔵 金貸石部金吉)

 

☆深大寺 だるま市  2015.03.04(水)

江戸中期から続いていると言う深大寺の「だるま市」に出かけました。
深大寺ではだるまの左目には「ア」を、右目には納め時に「ウン」を入れてくれるそうです。
神代植物公園に隣接している由緒あるお寺で、門前はいつも賑わっていて、深大寺そばも有名です。