2013年2月22日金曜日

☆三菱一号館美術館「奇跡のクラーク・コレクション」2013.02.20(木)

米国マサチューセッツにある「クラーク美術館」(シンガーミシン設立者の孫が開設)から、
いままでほとんど見たことのない印象派を中心としたフランス絵画が73点やって来ました。
 

 
大満足してきました。(*^_^*)
素人好みと言われようとやっぱり印象派は好きです。

ほとんどの作品をじっくり鑑賞しました。今回だけは余程「図録」を買おうかと悩みましたが、
本棚に保管するだけだし、やっぱり本物の記憶を大事にしようとやめました。
 
ルノアール中心に、コロ―、ミレー、モネ、シスレー、ピサロ、ドガや
作品は少ないがカイユボット、マネ、モリゾ、ロートレック、ボナールなどです。
 
若いころはあまり好きでなかったルノアール(1841-1919)も、
今回35歳から40歳前半のころの作品が多く、とても良かった。
 
↓「チューリップ畑」(モネ)      「シャクヤク」(ルノアール)

お得なチケット「東京駅周辺美術館共通券(2,500円)」を購入し、
三菱一号館美術館を当日(1,500円)使ったので、
残りの3館分(「ブリジストン美術館」「出光美術館」「三井記念美術館」)は
12月までに好きな企画展を見ることができます。
 
 
帰りに別の美術館を予定していたが、本日の余韻を楽しむためにやめて、丸の内界隈を散策した。
↓工事が完了して見晴らしの良くなった東京駅丸の内(新丸ビル6階より)


2013年2月18日月曜日

☆ニューオータニ美術館 「大谷コレクション展」 2013.02.16(土)

『ぐるっとパス』(1月29日ブログ)に含まれていて(入場無料)、
昨年も訪れましたが、今年も行ってきました。
今回の展示は収蔵作品の中から日本画や、油彩画など約30点でした。

宿泊客は入場無料だそうで、ホテルにこのようにのんびりゆったり鑑賞できる美術館があるといいですね。
展示スペースも展示数も小規模ですが、長椅子もあり、ちょっと寛げる場所です。
 
今回はじめて見ましたが、「アンドレ・コタボ」の「赤いバラのブーケ」と「海辺のフルーツ」は印象的でした。
(画面では分かりにくいのですが、ゴッホのように厚塗りです。)
 
 

 

☆大倉集古館  「画の東西」 2013.02.16(土)

『ぐるっとパス』(1月29日ブログ)に含まれていて(入場無料)、
昨年も訪れましたが、今年も行ってきました。
ホテルオークラに隣接し、大倉喜八郎が1917年に創設した日本最初の私設美術館だそうです。
所蔵品は日本をはじめ東洋各地域の絵画、彫刻、書跡、工芸など広範囲にわたります。
 
 
 

今回のテーマは「画の東西~近世近代絵画による美の競演・西から東から~」で、
所蔵する日本絵画を画家の出生地域によって西と東にわけていましたが、素人の私には
いまいち主旨は伝わって来ませんでした。生まれと活躍場所は違うと思うので?
 
でも、素晴らしい絵画を鑑賞してきました。
残念だったのは、横山大観の「夜桜」の展示期間ではなかったことです。
この期間展示の「瀟湘(しょうしょう)八景」(横山大観)も良かったです。
チラシ上部を飾っている「前島宗祐」の「鶏頭小禽図」(室町時代)は素晴らしい。

☆松岡美術館 「花・鳥 しあわせの予感」2013.02.16(土)

『ぐるっとパス』(1月29日ブログ)に含まれていて(入場無料)、昨年も訪れましたが、
今年もテーマの「花」の文字に惹かれて行ってきました。
 
 
実業家?「松岡清次郎」の蒐集品だけを展示した美術館で、
白金台の自宅跡地に2000年に建てられたそうです。
 
「彫刻」が主なコレクション(常設展示)のようですが、
企画スペースにはその他の「陶磁器」や「洋画」や「日本画」など
多岐にわたるコレクションの中から、テーマごとにセレクトして展示しているようです。
 

今回の展示の中では前田青頓(まえだせいそん)の「紅白梅図」と
濵田観(?)の[初夏」が印象に残った。
 

 

☆三井記念美術館「三井家のおひなさま」 2013.02.16(土)

『ぐるっとパス』(1月29日ブログ)に含まれていて(入場無料)、昨年も訪れ、
ゆったりとした会場で、普段はあまり目にすることのない美術品を鑑賞できるので、
とても気に入ってます。
 
日本橋の「三越」の隣の「三井本館ビルの7階」にあり、入口は「三井タワー」1階アトリウムからで、
「三井タワー」には「マンダリンオリエンタル東京」や「千疋屋」があるおしゃれな場所です。
 
今回の企画は「三井家のおひなさま」と特別展示「酒のうつわ」でした。
「酒のうつわ」は45点ありましたが、ほとんどすべてが「個人蔵」でした。
三井家の方々が代々受け継いでいるものかしら?
 
 

☆ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 2013.02.16(土)

『ぐるっとパス』(1月29日ブログ)に含まれていて、昨年も訪れて気に行ったので
今年も鑑賞に行ってきました。
陽三はヤマサ醤油の先々代の社長の三男だそうです。
メゾチント、カラーメゾチント(銅版画の一種)作家で「さくらんぼ」が特に有名です。
レモンや西瓜などもあり、すべてが小品で、細かな仕事に何となく見入ってしまいます。

昨年見た銅版詩作家「南桂子」は陽三のパートナーだったそうです。
今回のテーマは「日常の美 ~伊東深水をはじめ新版画とともに~」でした。
 

☆東京スカイツリー 2013.02.16(土)

美術館に行くついでに東京メトロの「押上」駅に立ち寄り、
初めて「東京スカイツリー」を真下から見て来ました。
暴風の日で、吹き飛ばされそうで大変でしたが、そのお陰で空は澄みきっていました。
 

2013年2月15日金曜日

☆山種美術館「琳派から日本画へ」 2013.02.14(木)



山種美術館は1966年に日本橋兜町に日本初の日本画専門美術館としてオープンし、
2009年に広尾に移転して新美術館となった。日本橋にある頃には良く通っていて、
ゆったりとした空間に鑑賞者が少なく、安らげる場所でした。
その頃は「速水御舟(はやみぎょしゅう)」の作品を多く展示していて、とても好きでした。
 
新美術館になってから、入場者は増えたように思いますが、いつも感じるのは
入場料(1,500円とか1,200円)の割には展示作品数が少ない気がします。
またいつか「速水御舟展」を期待しています。
 
 
今回の展示では、矢張り琳派の「酒井抱一」「酒井鶯蒲(おうほ)」が良かった。
     
↓秋草鵜図               ↓夕もみじ   紅白蓮  白藤

 

☆アクセサリーミュージアム 2013.02.14(木)

『ぐるっとパス』(1月29日ブログ)に今回初めて?含まれたと思われるミュージアムで
通常1,000円の入館料が無料なので、期待して行ってきました。
東横線「祐天寺」から徒歩で行ける場所にありました。
 

ご案内に「ジュエリーコレクション」の文字を見つけて、勝手に輝く貴金属ジュエリーを
想像していましたが、「コスチュームジュエリーコレクション」とかで、
ほとんどがイミテーションでした。

☆戸栗美術館 「鍋島焼展」 2013.02.14(木)

『ぐるっとパス』(1月29日ブログ)に含まれていて、
丁度良い企画展「鍋島焼展 ~孤高の鍋島藩窯~」が開催されていました。
 
渋谷の東急文化村から少し入った、閑静な住宅街に、
実業家故戸栗亨が蒐集した陶磁器を中心とする美術品を公開している。
ゆったりしたラウンジやお庭、携帯電話ブースまであり、とても素敵な美術館です。
 
 
「鍋島焼」は佐賀藩が天皇や将軍家に献上や贈答の目的で焼造したものだそうです。

焼き物の価値は全くわかりませんが、普段使いのお皿で、
現在でも良く見られる青、赤、緑、黄色で色付けされた綺麗なお皿が多かった。

↓色柄 蒲公英文 皿   ↓色絵 小手毬文 皿 
 
↓色絵 桜霞文 皿(十客)

 

☆渋谷区立 松濤(しょうとう)美術館 2013.02.14(木)

吉祥寺から井の頭線で「渋谷」の手前の「神泉」駅で降りて、閑静な住宅街を歩いていて
見付けた美術館です。名前も知っていましたが、入館したのは初めてです。
 
入場無料で「2013 松濤美術館公募展」と「渋谷散歩」を開催していました。
「公募展」は渋谷区在住・在勤の方々の応募で、94点の入賞作品が展示していました。
油絵、水彩が中心で、具象画が多かったので、とても見やすく、それぞれとても素敵でした。
作者はどんな方々なのかな?とちょっと気になりました。(美大生?主婦?プロ?カルチャースクール生?)
 
 
「渋谷散歩」は所蔵品を中心にした渋谷区ゆかりの美術家たちの作品展示です。
岡田三朗助の「婦人像」がありました。

 

2013年2月6日水曜日

☆エル・グレコ展 (東京都美術館) 2013.02.05(火)

 
30年以上前にスペインの古都トレドを旅行した時に「エルグレコ美術館」を訪れたことを
思い出します。印象派以外の特に宗教画の記憶はこの時が初めてだったように思います。
良くは分からないけど印象に残っていました。

今回は「日曜美術館」などで予備知識を得ずに行ってこようと決めました。
自分の目で見て、帰ってからゆっくり解説など見てみようと思います。
 
「一度見上げたら、忘れられない。」とのコピーがある「無原罪のお宿り」など
確かに他の画家にはない表現です。
今回の「無原罪のお宿り」展示は通常の額に飾られていましたが、本来は豪華な「祭壇衝立」に
しっかりおさめられていて、宗教心もあればもっともっと感動するのでしょう。

肖像画や個々の人物表現はとても好きです。特に一度実物を見ないと良さが伝わらないかも。

↓ 「無原罪のお宿り」  「聖アンナのいる聖家族」 「白貂の毛皮をまとう貴婦人」        
↓ 「受胎告知」 「悔悛するマグダラのマリア」「フェリペ2世の栄光」
 
 

☆秩父宮記念 スポーツ博物館 2013.02.05(火)

『ぐるっとパス』(1月29日ブログ)に含まれていたので行ってみました。
千駄ヶ谷駅からすぐの「国立競技場」内に昭和34年に開設されています。
 
 
競技場をスタンドから観覧してから、博物館を閲覧した。
博物館ってなんだっけ?と考え込んでしまいました。
 
 
 


☆江戸東京たてもの園(小金井公園内)2013.02.01(金)

『ぐるっとパス』(1月29日ブログ)に含まれていて、昨年行けなかった場所です。
 
小金井公園(桜などの名所)内にある広大な敷地(約7ha)に、
文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示し、文化遺産として
次代に継承するするために設立されたとのこと。
とに角広くて、今回は全部見きれていません。
 
 
 
 

☆平櫛田中彫刻美術館(小平市)2013.02.01(金)

『ぐるっとパス』(1月29日ブログ)に含まれていて、昨年行けなかった美術館で、
一橋大学小平国際キャンパス近くで、「玉川上水」に隣接した閑静な住宅街にある。
 

平櫛田中(ひらくしでんちゅう)の名前は田中家に生まれて、平櫛家に養子に入ったので
両方の苗字を取って付けたとのことです。
 
 
高村光雲の門下生で、後に岡倉天心に指導を仰いだとのこと。
木彫りの彫刻は想像していたより小振り(50cm位が多い)のものが多く、
普通の住宅にも飾れそうな親しみのあるものでした。
木彫彩色の彩色は作者の指示のもと職人が行うとのことでした。